暗号/仮想通貨とブロックチェーン

ブロックチェーンまわりのさまざま。投資もします。

The DAO購入方法別リスク(他ブログ様より)

The DAOの入手方法に関しまして、Ethereum walletを使ったり、Gatecoinなどの取引所をつかったりと、何が良いのかあいまいでしたが、下記ブログ様で非常に詳細にご説明されていました。(問題がございましたら削除いたします)

ぜひともご一読ください。非常に参考になります。

 

www.jpbitcoinblog.info

The DAOの詳細(前回の続き)

またまた備忘録。

The DAO - Creation

今回は、上記のThe DAOのサイトからいくつか。

 

DAO tokenの特徴って?

The DAO’s tokens:

  • Allow the holder to vote on any expenditure The DAO could make
  • Are fully transferable. They can be traded peer-to-peer or on an exchange
  • Represent a relative portion of The DAO's crypto assets at any given time

 昨日もちょっと書きましたが、基本的には

①The DAOによる支出(ここではPJTの拠出、というイメージでしょうか)に対する投票権

P2P、もしくは取引所での交換

③いかなるときでも、The DAOのcrypto assetsとしての関係性をもつ

というところでしょうか。

Ethereumと連動しているとはいえ、交換可能なアセットとしてのトークン機能をもつということですね。

myceliumのトークンと比較して、投資/投機対象になり得やすいともいえます。

 

総発行量は?

Total # of tokens created: There is not a fixed number of DAO tokens, they are created in any volume by fueling the The DAO with ETH. The total volume of DAO tokens created defines the total volume of DAO tokens in circulation. For example, if 2,000,000 ETH are created during the Creation Phase, then there will be 200,000,000 tokens created, no more, no less. There is no upper limit on how many tokens can be created during the Creation Phase.

現時点では定められていません。

もし、2,000,000ETHがCreationPhaseにcreateされたとすれば、200,000,000DAOになるとのことです。

投票権がどのような扱いになるのかはわかりませんが、CreationPhaseに投資されればされるほど(母数が大きいほど)1DAOのもつ権限は少なくなりそうですね。まあ当然なのですが、非常に民主的というか。

そして、、、

  • DAO tokens are not just another Digital Currency. In addition to the properties described above, they also provide full control to the DAO Token Holders over a portion of ETH in The DAO:
  • Any DAO Token Holder can - at anytime - submit a Proposal to request the ETH they are entitled to, proportionally to the number of DAO tokens they hold.
  • At any time, the DAO Token Holder may retrieve their proportional amount of ETH not already committed to a Proposal.
  • DAO Token Holders maintain their right to receive the rewards from The DAO even if they choose to leave The DAO.

DAOトークンは、単なるDigital Currencyではなく、(下記する)性質に加え、The DAO内のETHの一部に対する完全なるコントロール権を与える性質を持つ。

DAOトークンホルダは、保有量に比例して、ETHを利用するためにProposalを送ることが出来る。

また、まだProposalにcommitしていない段階であれば、proportional amount of ETHを取り戻すこともできる。

トークンホルダは、The DAOを離れる選択をとったとしても、The DAOからの報酬を受け取る権利を維持する。

 

下2つに関してはどういうことかというと、、、

 

The last two points relate to the DAO Token Holder using the Ethereum Wallet to 'burn' their DAO tokens while retrieving their portion of unspent ETH as part of a process called 'a split.’ This offers both security and a deflationary model.

未使用のETHを、DAOトークンを"burn"することで、取り戻すことができる。このプロセスを"a split"と呼ぶ。これにより、安全かつデフレモデルを持つことができる。

 

Proposalって?

All operational elements, including the business model of The DAO itself, are programmed into the Proposals submitted to The DAO by Contractors. This modular structure allows The DAO to stay flexible and enables it to change business models easily while keeping its 'core'—the ETH itself—safe.

The DAO自体のビジネスモデルも含め、全てのoperational elementsは、ContractorsによりThe DAOに提出された、Proposalに記されることとなる。このモジュール構造により、ETHが安全・安心である限り、The DAOは柔軟で、ビジネスモデルを簡便に変更する構造を保つことが出来る。

 

The DAOが関与するプロジェクトに対する議決権を、トークン保有量により持つ、という話が前段で出てきましたが、プロジェクト自体は、The DAOにProposalを送り、そのgo/no goを皆で判断する、といった構造ですね。

 

結局?

たとえば仮に、1000ETH(こんな小額はありえないですが)集まったとしましょう。

①1000ETHのうち、500ETHを用いてプロダクトを開発するため、Proposalを出す人がいた。

②500ETHの利用可否(プロダクトのgo / no go)の判断は、The DAO トークンホルダのvotingにより判断。

③goの場合、コミュニティから500ETHが支払われる。

④開発されたプロダクトが得た利益が、トークンホルダおよびThe DAOに還元される(このあたりの割合等はまだ良く読む必要がありそうです)

④-2 トークンホルダは、ETHへと戻すこともできる。その分のトークンは、a splitされる。(obits のbuy backみたいなイメージですかね)

 

まさに、④が肝でして、でてくるプロダクトが軒並み程度の低いものであれば、投資額を上回ることができず、結果的にThe DAOコミュニティは廃れていくことになります。

そういう意味では、現在あるプロジェクトは試金石になるといえ、Slock.itがあるからこそ、ここまでお金を集められている、という構造になっています。

今あるプロジェクトは?

サイトに掲載されているのは2つです。ちなみに、Proposalが公開されているのは現状Slock.itのみですね。

①Slock.it

f:id:cryptoman:20160506001947p:plain

②Mobotiq

f:id:cryptoman:20160506002017p:plain

 

 

今日はここまで、、、もう少し、割合等ちゃんとよもう。

 

The DAO、Slock itの詳細

今回は、The DAO、Slock itについて書こうかなと思います。

(Myceliumに続いて、また半分くらい備忘録なので参考程度に、、、)

The DAOって?

The DAO is a new type of organization that lives on the blockchain, best comparable to a digital company, but without an attached legal entity. The DAO is composed of DAO token holders that can review proposals and cast their votes to elect and direct contractors in the physical world. This process is very similar to selecting a vendor or supplier. A DAO is however superior in many respects to a traditional company in the sense that all the decisions it makes are transparent, its finances can be audited by anyone and corruption is impossible. 

 The DAOは、Blockchain上の、デジタルカンパニーに匹敵する、新しいタイプの組織であり、法人組織に紐付いているわけではない。

The DAOは、proposalをreview可能であり、かつ票を投じられるDAOトークンのホルダーと、実世界の直接契約者で構成されている。

全ての意思決定に透明性があり、ファイナンスは誰にでも監査され得ることができ、汚職・買収が不可能という点で、既存の企業よりも優れている。

 

つまり、いわゆる"DAO(Decentralized Autonomous Organization、自律型分散組織)"をそのまま組織名にしちゃった感じですね。

 

Slock it との関係は?

The DAO framework is side project of Slock.it UG and a gift to the Ethereum community. It consists of a definitive whitepaper, smart contract code audited by one of the best security companies in the world and soon, a complete frontend interface.

The DAOの枠組みは、Slock.it UGのサイドプロジェクトであり、Ethereumコミュニティへの贈り物である。

definitiveなWhitepaper、世界でもbestのsecurity companiesのうちの1つ、そしてまもなくa complete frontend interfaceによって構成されている。

 

うーん、よくわからないのですがw 

ひとついえるのは、The DAOのトークンを買うこと=Slock.itプロジェクトのトークンを買うことでは少なくともなさそうです。

 

そもそもSlock.itって?

Slock.it is a promising Ethereum-based project, that aims to decentralize the sharing economy, by making it possible to rent access to any compatible smart object or IoT device and accept payments for renting your items without costly intermediaries.

 

Ethereumベースのプロジェクト。

スマートオブジェクトやIoTデバイスと親和性が高く、コストのかかる仲介者抜きに、商品の貸し借りの支払いを行うことが出来るため、シェアリングエコノミーの非中央集権化を志向している。

 

Blockchainと非常に相性が良いといわれる、Smart Contractやシェアリングエコノミーを、IoTデバイス等を用いて実現するサービスを開発するチーム、というのが正しい理解のようです。(プロダクトベースでは、まずSmart lockサービスを開発しているようです)

 

よくわかんないけど、DAOトークンてどこで買えるのさ?

いくつか方法があるようですが、一般的には①Ethereumウォレットで購入②Gatecoin(取引所)を介して買う、の2通りで、①が推奨されているようです。

(理由はわかりません。私は買うとしたら②で買います)w

 

①に関しては、coincheck様の下記記事を参照するのが良いようです。

coincheck.jp

 

②に関しては、Gatecoin様に登録すれば、BTCからもフィアットからも(USD,EUR,など)購入可能なようです。

https://gatecoin.com/

 

うーん、もう少し考察めいたことを書きたかったのですが、目的地についてしまったのでこのあたりで。ちゃんと整理しよう、、、

Myceliumトークンセール詳細

色々な方が既に各所で説明されていますが、半分自分のための備忘録として。

https://wallet.mycelium.com/crowdsale.pdf

 

ちなみに、期間は5月1日~5月18日までです。

Myceliumって?

いわゆるウォレットです。

特にAndroid向けのモバイルアプリ型ウォレットとして、既に一定数のユーザが利用しているようです。プロダクトがあるという意味では非常に健全な形のクラウドセールといえますね。

ちなみに私はiphoneを利用していて、bread walletを利用しています。

利用したことはないし比較もしたことありませんが、iOS向けMyceliumはあまり評価が高くないですね。

このあたりも一度整理して、自分で使って書いてみたいなとは思っています。

 

皆何を騒いでるの?

界隈のtwitterやblogを見ると、どうも通常のクラウドセールとは異なる、といった意見が散見されます。

これは、他のプロダクト/サービスは「トークン(IOU)」が売り出されるのに対し、Myceliumはその限りではない、というのが簡単な理由のようですね。(ただし、購入対象は"Mycelium Token"と銘打たれています)

 

 

Sales Agreementにはどう書いてるの?

では何に使われるのでしょうか。Sales Agreementには下記のように書いています。 

 

Whereas, on the Sale Event site term “Mycelium” refers to the Mycelium Wallet Project alone. All money raised through Sale Event will be exclusively used for development and marketing purposes of Mycelium Wallet Project and related products and activities.

 

とありまして、基本的にはMycelium Wallet Project、および関連プロダクトや活動に利用されるわけです。この点、トークンの価値の高低で投機をするというよりは、SIA(Mycelium SIA、ラトビアのMycelium開発会社)への純粋な投資をしてもらうことを狙っているようです。

 

売買できるの?

結論からいうと、これまでクラウドセールで販売されたトークンのように売買はできません。(下記参照)

 

Token is not a security, is not listed, authorized, issued or traded on any regulated market.All rights derived from Tokens are subject to the terms of this Agreement. The Nominal Value of one Token equals one BTC during the Sale Event. Token is divisible just as bitcoin is.

 

セールイベント中は1トークン=1BTCで名目上料金固定のようです。

ちなみに、SIAがIPOする際には、トークンセール時と同等の価格でトークンを買い戻すことが言及されています。

 

In the event of SIA’s IPO Mycelium shall have a right to repurchase Participant’s Tokens and corresponding SARs at Tokens’ Nominal Value equal to the Tokens’ purchase price during Sale Event in the USD based on BTC to USD BitcoinAverage exchange rate at the time of the Sale Event closing. 

 

どういう権利が持てるの?

基本的に市場で売買できないトークンを買うってどういうこと?ってなりますよね。

これに関しては、

Tokens – Mycelium Wallet Tokens are a software product created, stored, and distributed to the Participant by means of the bitcoin blockchain as colored coins, granting the SARs related to Mycelium SIA.

 SARs – Stock Appreciation Rights to SIA stock, granted to Token owners. SARs is exercised to profit from Stock Value increases due to Triggering Events. Stock Value – the value of SIA’s stock.

 

トークンは、bitcoinのblockchainにおけるカラードコインの形で付与されますと。で、このカラードコインは、いわゆるSARs(Stock Appreciation Rights、株式評価益権)とみなされるわけですね。で、"Triggering Events"により、その価値が向上され、保有者に利益が行く構造になっているようです。

ちなみに、今回のセールではSARsは全体の5%の販売になるようです。SARsの価値は常に1トークン=1BTCであることに注意せねばなりません。

 Triggering Eventsって?

a) sale of shares of SIA by Mycelium Holding Ltd.

b) IPO and issuance of new SIA’s shares

c) SIA’s capital increase

d) sale, merger, or acquisition of the entire SIA company.

Mycelium Holding LtdによるSIAの株販売、SIAのIPO等、SIAの資本増強、SIAの企業買収、身売り等。

つまり、企業価値に変動を及ぼすイベントのことを、Triggering Eventsと呼称しているようですね。

 

結局?

まだ色々書いていますので、ちゃんと読むことをおすすめします。

が、Myceliumのトークンを購入した場合、

①トークンを購入(全参加者で、全SARsの5%を保有)

②SIAのIPOまで、企業価値に応じてprofitを受け取る。

IPO時に最初の値段で買い戻される。

といった流れかと思います。(違っていたら教えてください、、、)

 

まあ、本当に言っちゃえばいわゆる投資であり、not投機です。

Mycelium関連プロダクトの開発を非常に応援していて、見通しが明るいと感じている方は、応援の意味もこめて購入する、そういった性質なのではないでしょうか。

 

*1

 

 

*1:本投稿は、かなーり適当に訳しています。ご自分で何卒確かめてください。